本日の業務に励んでいると、梅村係長が何かの表を持ってきた。
うちの職場は数年に一度、職場内のパソコンなどの更新をするのに全員日曜日に出勤しなくてはいけない日がある。
数年に一度あるその日がちょうど今週末である。
梅村係長は、その日に食べる昼食の出前の集計をとっていた。
梅村「当日はここのお店で出前とるから、もし頼む人いたら自分の名前の横に品名書いて。まとめて電話しちゃうよ。」
やったー!と、私たちはチラシのところに駆け寄った。
店は和系の定食屋であった。うどん、そば、ソースカツ丼、カレーライスなど、定番メニューが並んでいたが、その中でとあるメニューがあることに気づいた
キャ「うな重がある…!」
うな重2700円
もしもこれが頼めるなら儲け物である。高い物はタダで食べられる時に食べておくに越したことはない。梅村係長に聞いた。
キャ「予算はいくらですか」
梅村「ないよ予算なんて」
休日出勤とはいえなんて太っ腹なんだろう!そう思って念を押して
キャ「え!じゃあうな重とかでもいいってことですか!?」
と聞いた。すると
梅村「何言ってんの、自腹だよ」
毎年年末仕事納めの日に支給される少し豪華めなお弁当が職場のお金で賄われるので、我々は麻痺していた。普通こういうものは自腹だということに
キャ「ああ、自腹…」
原田「自腹なんですね」
梅村「だから誰にも遠慮することなく頼めばいいよ」
キャ「そしたら自分で持参します」
優子「私もいいです…」
岡島「僕も…」
自腹とわかると倹約家になる一同であった。
でも私は完全にウナギの口になってしまったので、近いうちにスーパーで半額の穴子寿司とか食べて紛らわしたい。