こないだ愛媛行ったのでいつものように旅行記を書き進めているのですが、なんか全然進まず。なので私とドラゴンボールの思い出を。
小さい頃の私は主にモー娘。とか浜崎あゆみ、あとエンジェルブルーとかに興味があって、シール交換をして過ごしており、一人っ子で男兄弟もいなかったので、バトル漫画やアニメなんて全く興味もなかった。クラスの男子がたまにワンピースの話をしていたので、ワンピースが海賊の話だというくらいのことは知っていたが「ルフィの腕が伸びたり身体が風船みたいになったりするのはゴムゴムの実を食べたからである」という初歩中の初歩の知識を 知られざる裏設定だと思い込んでいたくらいアニメ・漫画に疎かった。「ルフィの腕が伸びる理由知ってる!?あれ、ゴムゴムの実なんだよ！」とみんなに得意げに話していた消したい過去がある。
そんな私がなぜDBにハマったのか。出会いは小学校の時。家の引っ越しのため荷物を整理していたところ、押し入れの奥から茶色のデカい紙袋が出てきた。中には大量の漫画本。それは父親が昔買って読んでいた美味しんぼと、ドラゴンボール全巻であった。
美味しんぼはともかく、DBはなんだか大人たちにも人気の作品だし、あのアラレちゃんを描いてる人の作品らしいし、どんなもんなのか気になる！と、引っ越しの片付けの合間に試しに一巻を開く。。
それが全ての始まり。こんなに続きが気になる漫画に出会ったのは生まれて初めてだった。一応小学校の時は月刊誌のちゃおを読んでいたが、ちゃおに載ってる漫画は1ヶ月読まなくても全然我慢できる。でもDBは無理。それは多分続きが気になるというよりも、ずっといつまでもこのワクワクする世界に身を置いときたい。DBを読むことで物語に没頭したい。そんな気持ちにさせてくれる漫画であった。
こうして引っ越し準備も進まず…という子供あるあるエピソードを書きたいところだが、あまりに面白すぎて光の速さで42巻読破したため、意外にも引っ越し準備には一つも支障がなかった。親にも「お前いつの間に読んだんだ」と言われる。
こうしてDBにハマった私は、トキメキの少女漫画もいいけど、少年漫画も面白い！ということに気づき、ワンピースやらハガレンやらブリーチやら、当時人気だった作品にはとりあえず目を通すようになった。でも人気どころで言うとNARUTOは読んでないんすよねなぜか。。あとHUNTER×HUNTERも。
そしていろいろ読むようになっても相変わらず1番好きなのはDB。当時はサブスクとかもなかったため、TSUTAYAまで行って過去の劇場版DVDをなけなしのお小遣いでレンタルし、ブロリーやパイクーハン、ジャネンバといった劇場版限定のキャラにも詳しくなった。
あと思春期にDBを読んだ女子のほとんどはベジータ様に恋すると思う。例に漏れず私もその一人。40巻か41巻あたりでポタラで合体してベジットになるシーンは、こんなかっこいいものが存在していいのか、格好良さの暴力だ！と思って夜な夜な泣いていた。
そんなこんなで大人になった今も定期的に劇場版をやってくれるので、相変わらず全部観に行っている。
あの日見つけたDB全巻セットを、中身も見ずに紙袋のまま捨てていたら、全然違う人格が形成されていたかもしれない。読まない方がもっと女の子らしくなっていたかもしれないが。。
漫才の歴史は松ちゃん以前松ちゃん以後に別れると言うけど、漫画の歴史は鳥山以前鳥山以後に別れると思う。それくらい日本にも世界にも衝撃を与えた存在。ペン１つでこんな世界を作り出せる才能は本当に奇跡。
鳥山先生の早過ぎる訃報にファンとしてまだまだ信じられない気持ちではありますが、長年にわたって私に素晴らしいワクワクと希望をいただいたこと、心から感謝しています。
DAIMAも見ます。
