実在OL日記

実在するOLの日常をつらつら書きます。対義語はバカリズムさんの架空OL日記。あと登場人物はさすがに仮名です。

群大のバキ童ライブ

10/28、私の住む群馬県にある群馬大学の学祭に 春とヒコーキという芸人さんが営業でやってきた。

春とヒコーキは、ボケのぐんぴぃとツッコミの土岡からなるお笑いコンビである。爆笑問題ウエストランドなどと同じタイタンに所属している。

コンビ名だとピンと来ない方もいるかもしれないが、ボケのぐんぴぃはニュースの街頭インタビューでの様子がネットで話題となり「バキバキ童貞」として若者を中心に広く知られている。

youtubeチャンネルの登録者数は100万人を超えており、テレビの露出はまだ少ないながらも実は知名度高めの人気者。

 

私はこの2人の大ファンである。まずぐんぴぃのトークが面白い。そして土岡さんのビジュアルと優しいツッコミのワードセンス。youtubeの企画も下品なの多めだがとても面白いものばかり。

 

そんな憧れの2人が生活圏にやって来るとなったら、槍が降っても見に行くしかない。しかも入場無料。

そんなわけで群大へと潜入してきた。2人のステージは 昼間の学祭にも関わらずバキ童らしい下ネタも交え、大爆笑で幕を閉じていた。私も念願のお二人を生で見れて感無量であった。

 

 

 

そして今日。16:00頃休憩室に行くと後輩の優子がいたので、学祭の話をしてみた。

 

キャ「土曜さぁ、群大行っちゃった。」

優子「学祭ですか?」

キャ「そー」

優子「バキ童ですか?」

 

私は、あんまりお笑いとかに興味ないと思っていた優子がバキ童のことを、しかも群大に来たことまで把握していたことに驚愕した。

 

キャ「えっ、なに、そうだよ!バキ童知ってるの?」

優子「んー私はあんまりよく知らないんですけど、大島君もバキ童見に行ったって言ってました」

 

大島君とは優子と同じ係にいる、今年新卒入職した22歳の男の子だ。

 

キャ「えーっ!大島君てバキ童好きなんだ!う、嬉しみ〜〜」

優子「しかも、学祭行くことは話してくれたんですけど、私にバキ童を見に行くとまでは恥ずかしくて言えなかったらしいです」

キャ「まあそうだよね、女の先輩に バキ童って何?って聞き返されたら説明に困るよね」

優子「私が後からTwitterで知って、バキ童見てきたのー?って聞いたら打ち明けてくれました笑」

 

そんなことを話していると、隣で聞いていた後輩のユキちゃんが話に入ってきた

ユキ「あのぅ…私わかんないです バキドウ。なんですか?バキドウって」

ユキちゃんは子育てに奮闘しているからyoutubeなんて見てる暇はないのだろう。私は説明してあげた。

 

キャ「バキ童というのはですねえ、バキバキ童貞の略で」

ユキ「あーーーっはっはっはっはっはっはっはっは!!」

キャ(めっちゃ笑う…)

キャ「なんかABEMAのニュースで、20代の性交渉未経験率がどんどん上がってる問題について街の人にインタビューするのがあって、そこでバキ童がインタビューされたの。ほんで、インタビュアーのアナウンサーが ちなみにお兄さんはご経験は…?て質問したら、僕バキバキ童貞ですって答えt」

ユキ「あーっはっはっはっはっはっは!!!!」

キャ・優子(めっちゃ笑うな…)

 

バキドウがバキバキ童貞の略だと知ったユキちゃんの笑いが止まらなくなってしまったので、私と優子で会話を続けることに。

キャ「えー!でも職場にバキ童仲間がいるの嬉しいやんけ。大島君に聞いてみよー!」

優子「いや、びっくりすると思いますよ。多分大島君はキャンディさんのことをクールなお姉さんだと思ってますから…」

キャ「えっ!私ってクールなお姉さんぽい!?」

優子「はい、黙っていればね」

キャ「えー、じゃあそのイメージは大切にしたいなあ、どうしよう」

 

そんなことを言っていると タイミングよく大島君が休憩室に来た。悩んだがクールなイメージを犠牲にして聞くことに。

 

キャ「ねーねーちょっと!大島君も土曜バキ童見に行ったの!?」

大島「えっ、はい」

キャ「私も行ったんだよ!」

大島「えぇっ!?」

 

やっぱり驚いていた。自分のクールなお姉さんとやらのイメージが音を立てて崩れていくのを感じた。

 

キャ「私は絶対に誰にも会いたくないから世を忍ぶ仮の姿で行ったんだけど、お互い気付かなかったよね〜」

大島「どの辺にいました?僕は端っこの前の方で、結構見れましたよ!」

キャ「私は中程の列の真ん中へんにいたよ!超面白かったよね!」

 

この職場は、ダウンタウンのことを知らない後輩がいたり、南キャンの山ちゃんが結婚した時も「あんなブサイク芸人の何がよかったんだろね〜笑笑」などと言ったり、みんなお笑いへのアンテナがへし折られている人ばかりで話せる仲間が皆無だったので、結構嬉しかった。

 

キャ「あたしはさー、土岡が好きなんだよ土岡!」

大島「あー、相方の人ですよね?なんか相方の人もいっぱい喋ってましたよね」

 

この返しで、大島君は芸人としてのバキ童ではなく、ネットミームとしてのバキ童を見に来ていたことを悟った。

 

でもいいんだ。初めて好きな芸人の話が通じたから

 

 

でも、年下の男の子相手に童貞だのSEXだのの単語を交えて話してしまい、セクハラに該当するのだろうかと今は戦々恐々としている。