世の中の多くの会社はお盆休みというのがあるらしい。
ウチの職場にお盆休みはない。土日祝は休みだけど、お盆は通常勤務だ。
しかし年齢が上がってくると、お盆の期間は親戚の関係でどうしても上の方々は夏休みをとらなければいけない。
よって、ウチの職場のお盆期間=若手のみで仕事を回すハチャメチャ忙しい日 という方程式が毎年成り立つのだ。
今日はお盆最終日。人が足りないくせに業務量はいつも以上に多く、みんなで目を回しながら働いた。
しかもこんな忙しい日に限って、私は「休憩当番」に当たっていた。
ウチの職場では15:00〜17:00の好きな時間に15分程度、休憩室へ行っておやつを食べる時間が設けられている。「休憩当番」とは、みんながお昼を食べ終わってから 休憩が始まる15:00までに、テーブルにお菓子やお茶・コーヒーなどをセッティングする役である。
私は一旦業務を離れ、とにかく超スピードで準備をして係の部屋に戻ることにした。コーヒーを沸かしながら、デカめの皿にカントリーマァムとぱりんこと何かよくわかんないチーズのお菓子を雑に盛り付け、
さあ戻ろう!と思ったその時
部長「あ、キャンディ当番?」
突然現れた部長の手には、何か重そうなものが入った白いビニール袋がぶら下がっていた。
部長「メロン貰っちゃったんだよねー。切ってー?」
こんな忙しい中で抜け出しているのに今からメロンなんて絶対に切れない
キャ「美味しそうなメロンですねっ!!でもっ、熟した方が美味しいですよね!!!明日にしましょー!!!」
部長「いや、もう完熟って感じだよ。触ってみて」
ブヨブヨ。
キャ「うん…完全にブヨブヨしてますね。これは今日出すしかない感じですね…じゃあ…切りましょうかね…」
部長「ごめん…」
もうちょっと早く言って欲しかった…
でも先日の記事でメロン切りを経験している私は、案外スムーズに一口メロンを完成させることに成功。あと主婦の丸橋さんも切るのを手伝ってくれた。感謝。
疲れ身に完熟甘々メロンは沁みた。
お盆も終了。明日からはベテラン勢が帰ってくるので、通常レベルの忙しさに戻ってくれますようにと祈るばかりである。