昨日仕事を納めてきた。
年末の仕事納めの日は、毎年慌ただしい。
一年の仕事の片付け、新年の準備、年末年始の緊急時の打ち合わせ、、、いつも大体定時きっかりに終わる我々の部署も、昨日は少し残業をした。
しかし、楽しみもある。
去年の記事にも書いたが、毎年仕事納めの日のお昼は、ちょっと高めのお弁当をみんなで注文する。
今年のはこれ。
景品のミッフィーエコバッグ欲しさに最近のお昼はスープ春雨ばかり食べてる私にはとんでもないボリュームであった。
美味しいちらし寿司とてんぷらで満腹になっていると、部長が現れた。
部長「はーい、今年はくじ引きを作りました。この紙を引いて出た番号の景品を、景品エリアから持っていってください」
突然のイベントスタートに動揺する我々。
黒川「えっ、何のくじ？」
キャ「イカゲーム的な展開ないですよね？」
部長「景品ていっても大したもんはないから、遠慮せずほら、引いて引いて」
嶋田「景品エリアとは何ですか」
部長「部長室の手前に作ったから。行けばわかる」
私の小ボケ発言は、うちの職場は誰もイカゲームを見ていないのもあってか全員に無視された。
よく考えたらイカゲームにくじに書かれたデスゲームを行うような描写はありそうでないので、見ていた人がいたとしても意味のわからない発言だったであろう。2番目のゲームが近いかもだけど。
とりあえず部長に言われるがまま、適当に折られた小さな紙片を、煎餅屋の銀色の箱から一つ引いた。
私は「14」と書かれた紙切れを持って、黒川たちと景品エリアとやらに向かった。
そこに置かれたテーブルには、番号札と共に置かれたグッズたちが整列していた。
営業さんたちが年末の挨拶と共に置いて行った会社のタオル、簡易卓上カレンダー、懇親会で余った粗品の数々、、
粗品の中でも群を抜いて1番多かったもの、それは、「アルコールジェル」。
世相を反映しているなぁと思った。
私の14番もアルコールジェルだった。
キャ「おおっ、でも意外と豪華賞品もあります！タンブラーと、これも形の違うタンブラー！あっ、簡易加湿器まで！」
梅村「キャンディちゃん！もう諦めな！あんたはアルコールジェルなんだから！」
キャ「未練があるわけではないです！」
梅村「あたしアルコールジェル、大きいボトルのがよかったよー。」
キャ「まぁ…小さいやつなら携帯できるしいいじゃないですか」
梅村「そだねー。そう思っとく」
余ってしまった大量の粗品たちをイベント気分で一掃することができ、部長の良いアイディアだったなと思った。
昔、外資に勤めてる知り合いが
「ウチの仕事納めは、ボスがお気に入りのシャンパン何本か持ってきてくれるから、お昼にみんなでオフィスで乾杯するよー」
と言っていたのが一瞬頭をよぎり、そんなお洒落な仕事納めも羨ましいなぁとは思ったけど、
弁当と粗品くじで盛り上がる、ちょっと地味な年末も、ウチらしくて好きだなと思った。
