実在OL日記

実在するOLの日常をつらつら書きます。対義語はバカリズムさんの架空OL日記。あと登場人物はさすがに仮名です。

森会長

 

森会長の女性蔑視発言が世間を騒がせている。

 

私も女性蔑視とまではいかないが、職場で気になっていることがある。

 

このブログでは休憩室の描写が度々登場している。我々の部署ではお昼以外にも休憩時間を設けており、15:00〜17:00くらいまでの好きな時間に各自休憩室へ行って、15分くらいお菓子を食べたりコーヒーを飲んだりできる。

大体14:00くらいまでに全員がお昼を食べ終わるので、そのあと休憩が始まる15:00になるまでに休憩室のテーブルの上にお菓子やコーヒーやお茶を並べ、おやつスタイルにセッティングしなければならない。

そしてこのお菓子セッティングをする当番は、女性職員のみで1人ずつ順番に回しているのだ。

 

私は入職当時、そのことがとても気になっていた。

台所周りのことは女性のみで行うって、随分前時代的なやり方なんだな…と。

今は、男も積極的に家事をしましょうと言われている時代。奥さんが稼いで旦那さんが主夫として家事をこなす家庭もチラホラ出てきている。あと、俺はイクメン!などと言おうものなら「自分の子供を育ててるだけなのになにがイクメンだよ当たり前のことだろ馬鹿」と多方面から叩かれるような時代である。

そんな昨今、女だけで休憩準備しろなんていうのは、私個人としては別に構わないけど、時代に合わなすぎて他の職場の人に知られたら少し恥ずかしいかも…と思っていた。

 

そして今日、休憩室のTVでちょうど森会長のことが取り上げられていたので、私は我が部署の「女だけ菓子当番問題」について、隣にいた秋山さんにどう思うか聞いてみた。

 

すると、

秋山「うちの職場のパワーバランスって、どう思う?」

キャ「パワーバランス?」

秋山「男と女、どっちが強いって感じてる?」

キャ「完全に女です」

秋山「そう。この雰囲気は私が入った時から変わってないし、私が入る前からもそうらしい。だから、休憩当番を女だけで回すのって、男側が決めたわけじゃないと思うんだよね。」

キャ「あっ」

秋山「男なんかに絶対やらせたくない!!って女サイドで主張してるんだよ。」

キャ「なるほどねー」

秋山「例えば椎名さんが休憩準備をしたところを想像してみなよ。恐ろしいよ。なんだこのお茶は!とか、なんだこの洗い方は!って、お局たちから怒鳴られるシーンが目に浮かばない?」

キャ「まるでそこにいるかのように目に浮かびます。」

 

 

秋山さんの言葉を聞いて、なんだかその場では納得してしまったが、女側が「男なんかに!」と言っているのも少し気になった。女側の意識も変えるべきところがありそうだ。

 

 

女性が入ると話がまとまらない、女なんかにトップを任せられない、育児なんて女に任せれば良い、といったように、女性がちょっと差別的な発言をされるとすぐに問題視される。もちろんこういった発言は好ましくないと思うが、男性に対する差別的な発言は、あまりフィーチャーされてないと感じる。男はこれだからダメなんだ!とか言われてるのをよく聞くのに、そういった発言がニュースに取り上げられていることはあまりない。

 

男も女もそれぞれ得意分野で補い合って、すみっコぐらしの世界のようにほのぼの仲良くなってほしいなあと、秋山さんのすみっコぐらしの弁当バッグを見ながら思った。