実在OL日記

実在するOLの日常をつらつら書きます。対義語はバカリズムさんの架空OL日記。あと登場人物はさすがに仮名です。

【旅行記】日光&川治温泉

 

金曜がお休みだったので、金土の1泊2日で川治温泉へ旅行へ行くことに。

 

川治温泉へ行っても温泉以外何もなさそうなので、とりあえず宿に着く前に日光で昼飯をとってぶらぶらすることに。

 

東照宮などはゆっくり回る時間はないと思うのですっとばし、東武日光駅前の賑わってる辺りを目的地にセットし出発。

 

群馬から下道で2時間ほど車を走らせると日光に着く。

日光到着まであと少しというところに差し掛かると、4月の中旬だというのに満開の桜の木が数本、道の脇で出迎えてくれて ああ異国に来たんだなという実感が湧いてくる。

 

そして到着。事前にGoogle mapで調べておいた、1時間100円の駐車場に入る。

しかし

「えっ、1時間200円だよ!」

事前情報と違う料金設定。ストリートビューで見た¥100/時間の看板はどこにもない。

 

駅の真横なのに破格すぎると思ったけど、無いなら仕方ない。でも最大料金は500円。2時間もいないだろうと思ったが、100円でも安いところに停めるに越したことはないので、来る途中で見かけた近くの最大料金400円の駐車場へ移動。

そしたらここは1時間300円の設定。最大料金が安ければ1時間あたりの料金も安いだろうという安直な計算でこっちに来たけど結局値段変わらなかったな…

 

とりあえず来てしまったのでここに駐車。

 

そして空腹が限界だったため、とにかく日光らしいものをたらふく食べられるご飯屋さんを探す。

f:id:candy-st:20230415083537j:image

 

 

 

日光はたまり漬けとゆばをとにかく推していた。

 

この時点で14:00近くなっていたため、16:00まで通し営業をしている東武日光駅前のあずまというお店に入りゆば丼を食べることに。

 

店に入った瞬間耳に飛び込んできたのはたくさんの異国の言葉。客のほとんどが外国人、東南アジア系の。

もしかして外人向けの店入っちゃったかな?なんでもパクチーのっけてる店かな?と思ったけど、お蕎麦や丼ものメニューが縦書き日本語で並ぶごく普通の定食屋。

 

そういえば来る前に見たニュースで言ってた。

今はタイの旧正月でタイは連休だと。

 

そうか、みんなジャパニーズに旅行に来てるんだ。今ここはタイ人の天下なんだ。

 

タイ人たちの間をすり抜けカウンターに案内され、ゆば丼とゆば唐揚げを注文。

まず丼が来た。

f:id:candy-st:20230414172308j:image

ゆば丼。さしみゆばのようなトロトロのゆばが白米の一面にかけられ、真ん中に巻きゆばドーン!という感じ。軽くお醤油がかかっている。

f:id:candy-st:20230414172535j:image

そして店名の「あずま」と書かれたこちらの味噌汁の具、これもゆばである。

 

これだけで湯葉づくし。1800円の「ゆば御膳」というメニューもあったが、この丼セットだけでも充分堪能できる。

そしてもう一つ思ったことがある。

f:id:candy-st:20230414172308j:image

でかい。

 

腹が減りすぎていたため唐揚げまで注文してしまったが、絶対にいらなかった。そう後悔していると唐揚げも着丼。

f:id:candy-st:20230414172345j:image

こっちもでかいわ。

f:id:candy-st:20230414172401j:image

食べ切れるかこれ。

 

でもそこは普段から豚マシまぜそば(大)を普通に注文している胃袋が本領を発揮

f:id:candy-st:20230414172830j:image

無事に完食。

 

そしてこちらのお店はインスタにハッシュタグをのせて投稿するとプレゼントもらえるキャンペーンをやっていたため、鍵垢となっている捨てアカウントで投稿し、ゆばチップスをGetした。鍵垢でも平気なんだ…

f:id:candy-st:20230415140827j:image

 

食べ歩きを楽しみたかったのに昼食でがっつり食べてしまうという凡ミスをまたも犯してしまった。

しかし、3件隣のお店に「ゆば乳まんじゅう」なるグルメを発見。名前がえっちだ。

腹一杯だけどこれはいっときたい。

f:id:candy-st:20230414173156j:image

即購入。

ゆばはあまり感じない。ミルク強めで中身はあんこ。甘々の酒饅頭に近い。おいしい。

 

そして街ブラ。街にはさっきの店みたいにタイ人観光客も多いけど 白人もたくさんいて、リアルに9:1の割合で外国人がほとんどであった。日本人は仕事してますからね金曜は。

 

そして割と店によって「マスク着用ください!」の張り紙がまだチラホラみられることに気づいた。ゴリゴリの白人4人家族がとある店内でマスクを付けさせられてるところも目撃してしまった。まだ国内旅行はマスク必携だ。5月からどうなるかわかんないけど。

 

そしてもう一軒行きたかったところ。

日光ぷりん亭

プリン専門店の日光ぷりん亭|日光の新名物・お土産スイーツ

無事に限定の「極・生ぷりん」を食すことに成功

f:id:candy-st:20230414173940j:image

うますぎる。

甘々のミルクプリンと卵黄混ぜたやつがこんなに合うなんて!感動した。650円以上の価値があった。

そして酒屋がいっぱいあったので数軒回り、ご当地クラフトビールを購入。

f:id:candy-st:20230415154737j:image

f:id:candy-st:20230415154748j:image

 

栃木は足利市にある「ココファームワイナリー」という場所で作ってるワインも有名で、これはどの酒屋にも置いてあった。栃木は鳳凰美田もあるし、知る人ぞ知るお酒うまうまスポットなのである。

 

そして本日のお宿のある川治温泉郷へ。

 

川治温泉は、あさやホテルとかでおなじみの鬼怒川温泉のもうちょっと先にある。草津みたいな賑わいはなく静かだけど、そこまでアクセスも難しいわけではないので 身体を休めるにはうってつけの場所。

 

お宿到着。

 

坂聖 日光

f:id:candy-st:20230414174741j:image

f:id:candy-st:20230414174800j:image

f:id:candy-st:20230414174809j:image

掘りごたつ付き。

 

かなり安い宿なのに思った以上に綺麗なところで感動した。

 

部屋で一休みし、掘りごたつの上に置いてあったサービスの菓子を食べていると、あることに気づく。

 

・結構お腹がいっぱいであること。

・夕飯まであと2時間しかないこと。

 

あと2時間で夕飯のキャパを作ることはできるのか…?

なんとかして消化するためにとりあえず温泉へ。

平日で空いてるのか誰もいない。貸切状態。

貸切状態の大浴場ではいい歳してクロールとかしちゃう。

 

そして夕食会場へ。

f:id:candy-st:20230414222311j:image

やっぱ多いな…

坂聖は中庭に庭園があって、食事は庭園に向かって見ながら食べるスタイル。でも夜なのでガラスが反射してしまい、ガラスに映る自分の姿を鑑賞しながら食べる感じになった。

 

そして薄々予想していたけど夕飯にも湯葉湯葉めちゃ好きだから全然ウェルカムだけど。

 

夕方はお腹パンパンだったけど、2時間休み、温泉に入るなどしたら なんやかんやでこの量を完食できるくらいの胃のキャパは確保できた。

よし、堪能するぞーと、手始めにご当地ビールを流し込む。

 

が、ここでデジャヴが。。

 

ビールを口に入れた瞬間、猛烈な吐き気に襲われてしまった。

これ、前もあった。

そう、それは、、、軽井沢旅行の時。

【旅行記】軽井沢旅行 - 実在OL日記

やっと酒にありつけるぞーと腸詰屋でハートランドビールを飲んだ瞬間吐き気に襲われたのだった。

なんで旅行先だと下戸になるんだ?

しかし体調不良だからといって、このご馳走をみすみす逃す訳には絶対にいかない。食事なし素泊まりだと半額以下で泊まれるこの宿、食事にはそこそこの金がかかっているのだ。心に根付く貧乏精神が呼び覚まされる。

 

私は横のピッチャーに用意されたセルフの大量の水をどんどんコップに注いでは流し込み、体内のアルコールを薄めながら、一口一口ゆっくり料理を噛み締めた。普段早食いの私には考えられないゆっくりスピードで食事を進める。身体は本調子ではないがかえって健康的な食べ方である。

注文してしまったビールももったいないので心と身体を騙しながらちょこちょこ飲む。

そしてとてつもない時間をかけて、ついに最後のしゃぶしゃぶまで食べ終わった。

 

吐き気を感じながらでも食えるもんだな、人間やればできる。

そう思っていると、テーブルに女将が来て

「ただいまご飯とお吸い物をお持ちいたします」

と。

 

そう、ゴールはしゃぶしゃぶではない。着席した時、ご飯ものが最後に来ますので〜とそういえば聞かされていた。

でもここまで時間をかけて食べると、気持ち悪さはほぼなくなっており、ご飯とお吸い物も余裕で完食だと思われた。

 

しかし運ばれてきたのはお吸い物と、

白米。

ご飯。。炊き込みご飯的なやつではなかった。。

ふりかけとか、ご飯のお供も、ない。

 

具合が落ち着いてるとはいえ、こんなにお腹いっぱいの状態で白ごはんをサラで食べろというのはちょっと無茶振りではないかと思った。

しかし私は料理の端に発見する。小皿に申し訳なさそうに残っているきゅうりの漬物を。

 

この漬物をおかずに茶碗一杯盛られた白米を平らげることに成功した。

 

「やったね!やればできるね!」と達成感を感じながら部屋に戻ろうとすると、後ろから女将に呼び止められる

 

「お客様すみません!まだデザートがございますので!」

 

最初に真ん中の皿に用意されていたミニ団子とあんこ玉みたいなやつがデザートだと思っていたので、

f:id:candy-st:20230415134814j:image

最後のデザートはなかなかサプライズゲストであった。

 

本当に最後の力を振り絞り、チョコロールケーキと苺を完食。

 

そんなこんなで1日目は終了。

 

 

2日目

朝目覚めると、この日は雨。とりあえず朝の温泉に入りに行った。相変わらず風呂は貸切。日付が変わったので男湯と女湯が入れ替わっていた。

 

雨で寒いから露天風呂が気持ちいいだろうなぁーとわくわくしながら外へ。

裸で凍えながら露天風呂に足を入れ、底に足をついた瞬間、予想を大幅に超える量のヌメリが私を襲った。足を滑らせ盛大にひっくり返り、凄まじい量の水しぶきをあげて温泉にダイブする私。飛び込み競技だったら大ブーイングだと思う。

 

痛ぇ〜!と打った腰を抑えながら はっと顔を上げてみると、全体的に蜘蛛の巣がやばい。昨日今日できた大きさではない。何日も巣食ってるんだなと思うくらい大きい巣と、中心には丸々太った蜘蛛。それが3つくらい形成されていた。

 

恐らくこの底のヌメリは温泉成分によるヌメリではないな。多分掃除してないんだ。。バイオフィルムってやつだ。

足を滑らせないように足早に露天風呂を出て、内湯にちょこっと浸かり、温泉をあとにした。

 

そして朝食会場へ。

f:id:candy-st:20230415134941j:image

f:id:candy-st:20230415134952j:image

外が明るいので夕飯の時より中庭をしっかり見ながら食事を楽しむことができた。

 

朝ご飯の米は女性サイズでお上品に盛られてきたので、当然のごとくおかわりを頼む私。昨夜あんなに時間をかけて辛そうに食べてた人間と同一人物とは思えない。

 

食後はラウンジでコーヒーサービス。

f:id:candy-st:20230415135420j:image

風呂のヌメリと蜘蛛の巣に対して思うことはあったが、お値段を考えたら十分過ぎるサービスを受けられたと思う。総合的に◎。

 

帰りは大雨なのでどこにも寄らず帰宅。

 

都内からも高速使えばアクセスもいいので、日光〜川治温泉は弾丸旅行にオススメできます。星野リゾートのホテルもあるので皆様も是非是非