職場の夏休みは6〜10月の間に3連休とれるので、私は10月に旅に出ることに。もはや秋休み。
当初はバリ島旅行を予定していたので、カレンダーの三連休と有給1日をプラスし7連休にさせてもらったが、なんとバリは諸事情で行けなくなってしまった。こうなってくると7連休もとった意味はなくなってしまったが、せっかくなので近場の関東内で急遽とれるお宿を取りゆっくり過ごすことに。
1日目は鎌倉。
鎌倉駅に到着し、とりあえず荷物を置くため宿泊先のホテルへ向かった。
鎌倉は小学校の修学旅行ぶりに訪れるので、どこに何があるとか大仏のデカさの感覚などほぼ全てのことを忘れている。
鎌倉に着いたら小町通りに寄りたーいっ⭐︎と思っていたが、駅を出てすぐ左側にもうあった。
こんな簡単に辿り着いちゃったらダンジョン感がないなぁと思いながら、食べ歩き系のお店やおしゃれカフェなどをパーっと見つつ、宿にたどり着く。
メトロポリタン鎌倉
メトロポリタン、どこにでもあるしと大して期待していなかったが、ロビーが最高に綺麗で良い匂いで、中庭も素敵。インスタグラマーっぽい金髪の韓国人カップルもいた。
部屋も広く内装もおしゃれで、窓からは鳥居が見える、いい感じのロケーション。コスパ良すぎ宿。
そしてお昼を食べに長谷の方へと繰り出すことに。
途中、駅のポスターのせいで鯵の押し寿司の口になってしまったため、駅のホームに構えるお店で買うことに。
うま
長谷までは江ノ電に乗って行った。
江ノ電も小6で乗ったはずだが、内装とかの記憶が全くない。
そんなこんなで長谷へ到着。海岸の方まで歩き、ハンバーガー屋さんへ。
good mellows というお店。
めちゃくちゃ美味しい。
そして、もう飲めるというのが電車旅のよいところ。海辺の見えるサーファーのお店でのハンバーガーにはビールよりもカクテルでしょ⭐︎というこだわりがあったので、モスコミュールを注文。
隣にはイケイケの男1・女2のグループがいた。男の方は日焼けして脚にタトゥーがっつり、女もギャル風の感じだった。話を聞いてると男はちょっとしたyoutuberっぽくて、更新がどうとか配信がどうとかずっと女どもに語っていた。男がなんか言うたびに女性陣は「すごいですねー」と棒読みのリアクションをしていた。
まぁそのへんは自由に話してもらえればいいのだが、タトゥー男が後からカウンターに来た常連のサーファーに絡みに行き、そのままさっきのテーブルに座ってるギャルたちと4人で話し始めたのだ。
我らを挟んで喋ってんじゃねーよ!!!バカなのか?
こうしてサーファー軍団の一員みたいになった我々はこっそりとチェックを済ませ軍団を抜け出し、鎌倉トレッキングへと繰り出した。
トレッキングコースは、こう。
ハンバーガー屋から、大仏の道を通り、銭洗弁財天まで行って銭を洗い、そのあとメトロポリタンへ戻るコース。
カクテル1杯とはいえ 酒飲んだ後にこんなに歩いて大丈夫〜?と心配しながら歩を進める。
そんなこんなで大仏のある高徳院へ辿り着いた。
ここで大仏を見るかどうかプチ会議。せっかく来たなら見たいけど、金を払ってまで見たいかと言われると、そういうわけではない。昔一度は見てるわけだし。
我々は大仏をスルーし、トレッキングの続きを進めることに。銭洗弁財天を目指す。
鎌倉には、一体どんな金の稼ぎ方をしたらこんな家が建つんじゃいというような とんでもない豪邸がそこら中にあった。これも銭洗弁財天のお力なのかと思うと、より一層銭を洗わなくてはという使命感に駆られた。
芸能人やクラスメイトの金持ちの子供が鎌倉に別荘を持っているとよく言っていたが、やっぱりここの土地に自宅なりを別荘なりを構えることが「成功」だと思っている人間が一定数いると思う。デカさといいデザイン性といい、この家にかけてるぞ俺は!という思いが歩いてるだけで伝わって来た。
銭洗まであと5分!となったところで、猛烈な上り坂があった。ここを上から自転車で駆け降りたら多分火を吹くなと思うくらいとてつもない角度。
私は2日前に尻のトレーニングを決め込んでおり、大臀筋とハムの筋肉痛に耐えながら坂を登る羽目に。
尻をいじめながらなんとか到着。
早速、小銭を洗うザルを探す。ふと人混みの方に目をやると
「ねえ、ザル有料だってよ?」
なんと、ザルは200円払わないと貸してもらえないことが発覚。肝心の洗う金がなくなっちゃうかもと思いながら財布を見ると、そこそこの金額が入っていたので 残った全ての小銭をザルの中へぶちこむ
大きくなあれ
帰りに売店でみたらし団子を買い、そのまま歩いて根城のメトロポリタンを目指す。
すると道の途中、とんでもないお屋敷を発見する。
「古我邸」というカフェであることが発覚。
ハンバーガーとみたらし団子でお腹いっぱいだったが、こんなの見せられたら入らないわけには行かないねぇ〜と迷わず入店。
店内
本来ならば一張羅で行かなければいけなさそうなお店に小汚いアウトドアの格好で入店してしまった。。絶対に場違いだろうと思ったら、他の客もそんな感じだった。みんな我々と同じでトレッキング中に偶然見つけたのだろう。
お腹いっぱいなので、グレープフルーツジュースを注文。相方はビール。まだ歩くのに…
昔は夜のディナーもやっていたけど、なんか改装中?で、今は一時的にカフェタイムのみ開けてると言っていた。
ジュース一杯3000円とか言われたらどうしようとハラハラしていたが、値段は案外普通で安心した。
そしてメトロポリタンへ帰還。すごい距離のウォーキングを達成したので軽く休み、夕方になって鶴岡八幡宮へ行くことに。
この真ん中に写っている方は見ず知らずのランニング中の人である。なんかかっこよく撮れたので掲載。
ここの銀杏の木のところで源実朝が暗殺されたらしいが、高校で日本史を選択していなかった私には初耳の話。へーそうなんだ!と明るく言ったら相方にめちゃくちゃひかれた。ここが実朝暗殺現場ってそんな常識なんだ…
そして本日の夕飯は、ふくやという居酒屋さんへ。
カウンター4席しかない小さなお店だったがめちゃくちゃ美味い!ヒゲの大将も寡黙だが話しかけると愛想良く答えてくれる。
私は「何か鎌倉とか神奈川ならではの日本酒はありますか?」
と聞いたら
大将「うちはここにも書いてある通り山形推しなんで…」
と気まずそうに言われた。すみません山形推しなの今気づきました全然山形なんていいから神奈川のもん出せやという意味ではないんです
そんなわけで山形のおすすめ日本酒を2つ注文
めちゃうま〜♡
そして締めには、この店おすすめの肉蕎麦を注文。
うめぇ〜!
汁まで飲み干した私に相方が「完まくじゃん」と言ったのを聞いた大将が
「町田商店っすか?」
と言ってきた。
「僕ちょうど、先週行ったんすよ町田商店。量的には余裕で完まくできたんすけどー、あそこって完まくすると店員に叫ばれるじゃないですか、完まくありがとうございまーす!って。あれが嫌で、わざと残してきました」
と言っていた。結構ガタイがよく、鬼越の金ちゃんをもっと紳士的にしたような風貌をしているヒゲの大将でも家系の完まくは躊躇するんだな…と思った私は、普段の自分の食べ方を見直すことに決めた。ちなみにふくやのインスタを遡っていただくと、店長の写真あります。
そんなこんなでふくやをあとにし、ホテルに戻って寝た。2日目に続く。