7:00くらいに起床。朝食は8:45で予約していたので 2時間近く余裕がある。LINE NEWSで昨日までの世の中をチェックし、昨日のpaysanで購入したパンの残りを食べ、朝風呂に行くことに。
朝風呂には私とサウナガチ勢のオバチャンの2人だけ。オバチャンは私が風呂に来た時からいて、出る時にもサウナ→水風呂→外気浴のコースをストイックに繰り返していた。
風呂から出てドライヤーをあてラウンジを回り、いい時間になったので朝食会場に行くことに。
朝食会場
お洒落すぎー!
店内
こういうお洒落なところには、意識の高そうな客ばかりだった。みんなていねいな暮らしとかが好きそうな服装をしている。
朝ごはんはサンドイッチかおにぎりか選べたので、おにぎりを選択。外国人の心をくすぐりそうな盛り付けで来た。
絵文字のおにぎりみたい🍙
お洒落朝ご飯を済ませチェックアウトし、しまなみ後半戦へ。
生口島の次は因島。実はこの因島観光、今回の旅の中では私にとって2番目くらいの目玉企画である。
なぜなら
因島は大好きなポルノグラフィティのお2人が生まれた場所。ポルノファンにとって最大の聖地である。
これはボーカルの昭仁さんのおじさんがやってる写真屋。
中に入るとポルノのポスターとかがいっぱい飾ってあり、おじさんが2人のエピソードとか話してくれるらしいが、残念ながらこの日は定休日。でも外観だけでも撮影できて嬉しかった。
そして!ロマンチストエゴイストの1曲目、jazz upに出てくる土生港へ。
小学校の時にアゲハ蝶でポルノのことが気になり始め、過去のアルバムを聴いてみようと思って最初に借りてきたのがロマンチストエゴイストで、その一曲目なので結構思い出の曲。小学生の私には歌詞の意味がよくわかんなかったけど。
あと周辺は岡野歯科とか岡野商店とか、岡野姓だらけだった。新藤はなかった。
そして因島名物のはっさく大福を食べるべく、「はっさく屋」という店へ向かった。
はっさく屋は、こんなとこに店なんかあるのかと思うような山中に入っていくが、店内にはさっきまでの山の静けさが嘘かのように人がいっぱいいた。
はっさく大福。はっさくギッシリで、果肉もプリプリすぎて美味しい。もう一個買えばよかった。
本日の宿は鞆の浦にあるので、途中の尾道で昼食をとることに。お好み焼きを食べようと数軒回ったが、なぜかどこも定休日であった。やっと一軒見つけたところは満席だったので、お好み焼きは諦めることに。空腹が限界だったので、適当な喫茶店で済ませることに。
喫茶ポエム
しかしめちゃくちゃ適当に入ったこの店、とんでもなく雰囲気が良い。The喫茶店て感じ。
中には電話ボックスまであってレトロ(写真の左の方の茶色のが電話ボックス)。
調べたらレビューも高い。後期高齢者っぽい女性が2人で回していた。姉妹?
ピラフを注文
ピラフで腹ごしらえをした我々は、本日のお宿がある鞆の浦へと向かった。
鞆の浦は、崖の上のポニョの舞台となった地域である。ポニョは全然見たことないので再現度の評価はできないけど、街はこんな感じ。
港町
古の日本が残っていた。
街のシンボル、常夜灯
そして本日のお宿、「汀亭 遠音近音 (みぎわてい おちこち)」
入り口
ロビー。窓が絵みたい。
部屋。露天風呂付き。
部屋のテラスからは仙酔島が一望できる絶景。
最終日の疲れを癒すのにふさわしすぎるお宿に感動しつつ、我々は鞆の浦散歩に繰り出した。
宿を出てすぐのところで、突然子供の声で
「あのね!」
と呼ばれた。
我々が振り向くと、小学2〜3年生くらい?の男の子と女の子が2人で立っていた。
「この先にね、耳に切り込みの入った黒猫がいたらね、座ってね、下からゆっくり顎のところを撫でないとダメなの。立ったまま上から撫でようとしたらダメなの。逃げるから」
島の子供のコミュ力すげーな!と思いながら、我々は大人しく子供の話を聞く
子供「こうやって座ってね、ゆっくり顎のところに手を持っていって、猫が逃げないで手の方に顔を近づけてくれたら合格なの」
相方「わかった。座ってゆっくり下からね!ちなみに名前なんてゆーのその猫」
子供「クロツー」
相方「クロツーね、わかった」
子供「あと赤ちゃんもいる!赤ちゃんには通じん!」
相方「わかった、わかったよ」
私は、多分クロワンもいるなと思いながら話を聞いていた。
鞆の浦は「保命酒」というお酒が有名。
養命酒みたいに疲れに効く酒らしい。保命酒の蔵は4つもあって、4つの蔵がそれぞれ何軒か店舗を持っているので、小さな街の中に保命酒の店がたくさんある。そしてどの店も試飲ができる。
だったら4つの流派全部飲んでやろうぜとなるのが我々である。
こんな感じで試飲できる。
保命酒アイスもある。
街を回りつつ 予定通り4杯の試飲を終えた我々は、ちょっと酔っ払いながら宿に戻ることに。
あと50mで宿!という辺りで、相方が突然引き寄せられるように右に曲がり、そこにあった石段を登っていった。どうしたどうしたと思いながらついていくと、石段の先には
黒猫
耳に切れ込みあり。
クロツー発見。
合格を貰う相方。
ちなみに私は何をしても全く微動だにされなかった。不思議なくらい無反応なので、試しに「立って上から撫でる」という禁忌を犯しても逃げられもせず微動だにされなかった。何の違いなんや。
しかし、突然話しかけてきた子供、突然右に曲がって階段を登り出した相方、奇跡的に会えたクロツー、不思議なことが重なったので、もしかしてあの2人組の子供は猫の妖精だったんじゃないかなと思った。自転車にヘルメット姿の。。
ちなみにクロツーの耳にある切れ込みは、不妊手術を施した証である。最近ACのキティちゃんのCMでも紹介されているアレである。
そして待ちに待った宿の夕飯。
最高ーーー!!
なんか、ウニを鯛で巻いてあるやつとかあって、贅沢集大成って感じで美味しかった。
旅の最後の夕飯にふさわしすぎた。
日本酒飲みすぎてこの後の記憶はあんまりない。なんか広い風呂に入った気がする。
4日目に続く。