実在OL日記

実在するOLの日常をつらつら書きます。対義語はバカリズムさんの架空OL日記。あと登場人物はさすがに仮名です。

【旅行記】軽井沢②

 

軽井沢①はこちら

 

19:00をすぎ、休養の甲斐ありちょっと体調が回復してきた気がしたので、駅前にあるお洒落小料理バーを目指してみることにした。

 

しかし途中、

昼間行こうとして閉まってたバーが!

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OPENになっている…!

 

ここに入ることに。

 

若手社会人同期っぽい集団や、女一人旅っぽい人、欧米人などいろんな人がいた。

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とりあえずピノノワールと生ハムを注文して様子見。

さっきの体調の悪さが嘘のように普通に飲んで食べることができ、旅行らしい楽しい時を過ごせた。

ここはいろんな酒があるチョイ飲み屋って感じだった。

ボトルワインはいろいろあるらしいが、ボトルを開けるほどの体力と自信は残されていなかったので、残念ながら今回はグラスのピノノワールに甘んじた。

 

そしてホテルに帰り、21:15〜22:30まで宿泊者限定で利用できるフリーフローへ。

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リンゴジュース、赤ワイン、白ワイン、日本酒、サングリア、リキュール、ウィスキーまで色々ある。

 

貧乏性なので、こういうものは全て制覇して元を取りたい人間。

 

でも…体調のことも考えなければいけない。

 

私は体調と相談しながら恐る恐る、ちょっとずつちょっとずつ、赤ワインから飲んでみることに

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フリー提供のやつだから、恐らくフランジア的なやつなんだろうけど、普通に美味しい。渋め。

あと当然信州ワインだと思っていたらこれはスペインワインであることが判明。ホテルにはホセ・ルイスというスペイン料理の店が入っている関係だと思う。

 

お酒もう一杯行ける気がする。

体調が万全のうちに日本酒を飲むことに。

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甘くて飲みやすい。でも甘さの中に後からキリッと辛さを感じる!美味しい。肝心な銘柄写真撮ってくるの忘れた。でもさすがにこれは長野の酒だと思う。

 

なんかまだ飲めそう。

次は自家製サングリア

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すっごいフルーティでよかった。果物美味しいもんね長野。

 

白ワインとウィスキーは苦手で飲めないため、、残された時間は赤ワインでしめることに。

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そして最後の1分滑り込みで、部屋飲み用のプラスチックグラスに林檎ジュースを注ぎ、部屋で味わった。

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さすがに林檎ジュースは信州のリンゴを使っていると思う。濃くて甘味しっかり、さすが〜って感じ。

 

結局たくさん酒を飲んだが体調に全く変化はなかった。なんだったんだハートランド騒動。

 

そしてバスソルトバーで風呂に入れるやつを選ぶ。

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動画のスクショなので画質が悪いですな。

なんか、「ぐっすり眠れる」みたいな効果のソルトに金木犀ソルトをブレンドさせて風呂に入れた。

酔っ払ってたからかバスソルトのおかげか枕のおかげかよくわからないが、信じられないくらい快眠できた。

 

 

そして朝。アラームより先にスッキリと目覚め。

朝食はスペイン風ディッシュ。

まずこのようなプレートが出され

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あとはこの中のメインディッシュから1品選んで出てくるというもの。

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左上のスペインオムレツが人気っぽいが、米が食べたかったのでカレーを選択。

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でか。

つるとんたんみたいな皿で出てきたので、なんとなくちっちゃい感じがするが、写真以上に結構なボリュームごあった。油で揚がった海老までのっかってますからね、朝から。

 

でも問題なく完食。

 

その後チェックアウトしハルニレテラスへ。

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10:00にならないとどこのお店もやってないので、唯一空いていた今回2度目の沢村へ。なんだよ、昨日違う店にすればよかったよ。

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でも奥のやつはショコラオランジェというパンなのですが、今まで食べてきた甘いパンの中で一番美味しかったですね。沢村に行く機会があったら絶対に食べてほしい。

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これ。

そんでお土産とか買ってグンマへと帰った。

お土産を買う時はお腹いっぱいの状態にしておくに限る、全然無駄遣いしない。

あとハルニレテラスの駐車場は、オフシーズンの平日は無料。観光地なのにすごい!太っ腹!夏とかGWとか年末年始は平日でも有料っぽい。その辺は調べてください。

 

帰りも下道。峠を越えてグンマへと戻ってきた。

 

てか旅行の後の家での食事って何食べたらいいのかわかんないね。お腹いっぱいだし何も食べたいと思わない。

 

明日からの仕事も頑張ろう。

おわり

 

【旅行記】軽井沢旅行

 

仕事でちょっと山を越えたご褒美に、2連休をとって軽井沢旅行へ行った。

冬で雪や凍結が怖いので 最初は新幹線で行く予定だったが、予定より早めにスタッドレスに交換することができたのでやっぱり車で行くことに。

 

いつも軽井沢に行く時は高速使用だが、私の住むグンマからは高速を使わなくても簡単に行ける経路があるので、今回は試しに2時間かけて下道ルートで行ってみることに。

 

軽井沢の街中の目前にある山道で突然の濃霧に襲われ若干のパニック。前が全然見えない。グンマでは10℃くらいだった車の温度計もいつのまにか3℃の表示に。霧に極寒、、隣県ながらも異国に来た実感が出てきた。

 

濃霧は3分くらいで無事に抜けることができ、アウトレットとかがある辺りに出てきた。

本日のプラン①軽井沢銀座食べ歩きツアーを決行するため、とりあえず軽井沢銀座の端の一番安い駐車場に車を止めた。

めちゃくちゃ食べ歩くぞと意気込みながら、最初の目的地である「ロービー」というローストビーフのサンドイッチ屋さんへ向かった。

ROABEE / Roast Beef Pizza Wrap of ROABEE

 

なんかいっぱいメニューあったけど、ローストビーフ×バニラはちみつサンドみたいなやつがどうしても気になってしまい、それを注文。

 

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合わなくはないなと思ったけど、普通にオニオンガーリックとかしょっぱい系の無難なやつでもよかった気がする。

 

そしてカレーパンや軽井沢コロッケや力餅やスヌーピーカフェやミッフィーパンなどいろいろな誘惑があったが、とりあえず優先順位高めの沢村ベーカリーへと向かった。沢村は、都内にも店舗を出しているお洒落店。

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カウンターに案内され、とりあえずピザを注文。さっきローストビーフサンドを食べたばかりだけど、私の胃の容量なら余裕。わくわくしながら待っていると しばらくしてピザが運ばれてきた

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私の知ってるピザではない。

とりあえず検索。

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これはカルツォーネというピザらしい。なんか聞いたことある。てかメニューの上に書いてあったかも、カルツォーネピザみたいな文言。パスタ屋とかでもあるあるですよね、横文字のなんとかパスタっていうのを頼んだらツブツブのよくわかんないのが来たり。。

食べ方もわからないけど、サラダ持ってきてくれた時にナイフとフォーク置いてくれたし、絶対ナイフとフォークで食べるんだよな、ちょっと餃子ドッグに似てるけど、丸かじりじゃないよな、とハラハラしながらナイフとフォークで食べた。

でもあとでよく調べたら、半分に切って片方ずつ丸かじりするのがポピュラーな食べ方らしい。無駄にお上品に食べてしまった。味は普通に美味しかった。

 

沢村のあとに食べ歩きを楽しむ気でいたが、思いの外カルツォーネがデカくて苦しくなってしまい、後ろ髪を引かれる気分で銀座を後にした。

 

 

そんなこんなでちょうどチェックインできる時間になったのでホテルへ向かった。

泊まったのはここ。

【公式】軽井沢で宿泊ならホテル「TWIN-LINE HOTEL KARUIZAWA JAPAN」

本当は1人9000円するホテルが、全国旅行支援を使って1人5000円程度で泊まることができた。プラスご当地3000円クーポンもついたので、実質2000円。神すぎるぜ旅行支援。

アメニティも充実、バスソルトバーとかいう洒落たサービスまであり、コスパ最高ホテルである。

 

そして一休みし、信州ワインを堪能すべく気になっていたワインバーへ向かったが、なんとClosed。冬でオフシーズンだし、臨時休業多いのかも…と肩を落としながら、腸詰屋でイートインすることに。

 

カルツォーネやローストビーフのせいでそこまでお腹も減ってないので、一番小さいジャーマンポテトハートランドビールを注文し食べた。

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しかし、ハートランドを口に入れた瞬間、突然の吐き気に襲われる。

今日アルコール入れるの初だけど…なんで?

困惑しつつ、さすがにジャーマンポテト1/4しか食ってないのに店出るのは失礼すぎるので、せめて半分は食べようと 水を飲んで吐き気を落ち着かせながら決死の思いで半分は食べ、残してすまぬと謝りながらそそくさと店を出た。ハートランドは半分以上残した。

 

外の冷気を深呼吸で取り入れながらホテルまで歩き部屋で休憩。

 

せっかく旅先なのにここでお開きにするのは悔しすぎる。食も酒も楽しみにしてたのに!!!

 

ゆうてまだ16:00だし、私のバイタリティなら夕飯時には回復してるはず。いや、なんとしても回復させてやる…!執念を抱きながらしっかりとベッドに横になった。

 

果たしてキャンディストリッパーの体調は回復するのか?それとも楽しい旅はここで終わってしまうのか?

 

②へ続く

 

【旅行記④】GoTo瀬戸内海!最終日(尾道)

 

昨夜は最高の夕飯と酒に満たされたハズだったが、この日は悪夢にうなされ起きた。なんかたくさんの人がどんどん動かなくなっていく夢。別に夢なので何でもいいのだが、なんと相方も悪夢を見たと。何が悪かったんや。

 

そんなわけで朝食

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オーシャンビューの朝ごはんは最高。

 

昨日あれだけ食べたのに朝食も美味しすぎて全て平らげた我々は、お宿をチェックアウトし最終日の旅へ出発。

 

まずは福山城へ。

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デカい。でも2日目の今治城の方がデカいかな。

 


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城の公園にあるシンメトリーのモニュメント

 

 

城を見て満足した我々は いざ尾道へ。駅の近くの駐車場に停めた。尾道は観光地なのに、駅前の駐車場が200円/1時間 と激安。

駐車場から梟の館というカフェまで歩くことに。

 

これが尾道名物、坂道
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これが噂の坂道かぁ!とわくわく歩いていたが


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ちょっと。。。

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長い。。。

 

でもこの狭くて果てしない坂道を、郵便屋のバイクとかが当たり前のように走っていく。汗だくで道をよける我々。

 

郵便屋が来るってことはこの辺りの家にちゃんと人が住んでるんだな、すごいなあと思いながら歩を進めると


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なんかお洒落カフェっぽいものが

 

もうすぐじゃないか?梟の館

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あったーー!

 

梟の館を見つけたけど、相方がこっちの方も見たいと、また引き寄せられるように右へ曲がった。

 

ついていくと

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廃墟?

 

昨日のクロツー引き寄せられ事件といい、こいつは何かスピリチュアルなものがついているのではと疑いたくなる。

 

すこし歩くと
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猫ちゃん神社のようなものが。

飼い猫が長生きできますようにとか、ペットのお願いがいっぱい書いてある。みぃちゃんと結婚したいですという、みぃちゃんが猫なんだか彼女なんだかわかんない願いもあった。

尾道は猫がいっぱいいて、猫を愛する街。
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石段にも猫が書いてある。

 

しばらく進むと
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カフェ発見!


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ブーケダルブルという名前のカフェ

 

梟の館はやめてこっちにしよう、何か引き寄せられるものがある!と相方。

 

スピリチュアルなものがついてそうな相方の主張を信じ、こっちのカフェに行ってみることに。

 

入口の門をくぐると、案内の紙が貼ってあった。

 

「いらっしゃいませ、この鐘を一度鳴らしたあと、29歩先にある石段を登ってください」

 

そこは28歩(にゃー)じゃないんだなと思いながら言われた通り29歩歩き、右に現れた石段を登る。

 

「はいいらっしゃい」

 

石段を登りながら顔を上げると、店のマスターと思われるおじさんが声をかけてくれた。

 

「はい頑張って!登って来て!はい!はい頑張って!」

 

なんかすごいエールをくれた。

 

石段を登り終えると

 

「坂道長かったでしょう、お疲れ様!ご褒美は、はい、後ろを向いてください!」

 

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「うわぁーーーーーーー!!!」

と声が出てしまった。海と尾道の街を一望できる絶景が広がっていた。木々が額縁になって見えているのがとても良い。この写真も綺麗に撮れたとは思うが、実際の景色はこの10倍くらい綺麗。

 

店内はこんな感じ
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ジブリっぽい


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レモンソーダを注文し一息。

 

そして千光寺へ行くべく、ロープウェイに乗ることに。ここから登りのロープウェイ乗り場へはどういうふうに行ったらいいのかおじさんに聞くと「頂上はすぐそこだけど…」と言われた。我々は随分登って来てしまったようだ。

 

おじさんにお別れを言って、我々は頂上の千光寺を目指した。絶景とレモンソーダでHPは満タンに回復していたので、階段早登り競争などをしてしまった。全速力で石段を駆け上がるいい歳の大人を、3歳くらいの子が冷たい目で見ていた。

 

千光寺に到着し、一通り景色を眺めたあと、石段競争で再びHPが0になった我々は、帰りはロープウェイで下界の道路まで下りた。

 

駅まで歩き、駅ビルにあるレビュー高めの尾道ラーメン屋へ。

 

尾道ラーメン たに
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醤油ベース、すごく食べやすい!思っていたよりあっさりしていた。

 

尾道ラーメンを食べ終え、名残惜しいけど広島空港へ。レンタカーを返し、グンマの者たちへもみじ饅頭などのお土産を買い、ラウンジへ。


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広島空港のラウンジは日本酒が試飲できる!さすが

 

そして羽田へ到着。なんか空港が混みあってるとかで、飛行機からバスに乗って出口まで移動することに。こんなバスあるの知らなかった。

 

無傷でグンマへ帰還。

 

とびしま〜しまなみツアー3泊4日は長すぎず短すぎない丁度いい旅であった。次回行くことがあったら多々羅大橋サイクリングにチャレンジしたい。

【旅行記③】GoTo瀬戸内海!3日目(しまなみ後半〜鞆の浦)

7:00くらいに起床。朝食は8:45で予約していたので 2時間近く余裕がある。LINE NEWSで昨日までの世の中をチェックし、昨日のpaysanで購入したパンの残りを食べ、朝風呂に行くことに。

朝風呂には私とサウナガチ勢のオバチャンの2人だけ。オバチャンは私が風呂に来た時からいて、出る時にもサウナ→水風呂→外気浴のコースをストイックに繰り返していた。

風呂から出てドライヤーをあてラウンジを回り、いい時間になったので朝食会場に行くことに。

朝食会場

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お洒落すぎー!


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店内

 

こういうお洒落なところには、意識の高そうな客ばかりだった。みんなていねいな暮らしとかが好きそうな服装をしている。


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朝ごはんはサンドイッチかおにぎりか選べたので、おにぎりを選択。外国人の心をくすぐりそうな盛り付けで来た。


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絵文字のおにぎりみたい🍙

 

お洒落朝ご飯を済ませチェックアウトし、しまなみ後半戦へ。

 

生口島の次は因島。実はこの因島観光、今回の旅の中では私にとって2番目くらいの目玉企画である。

なぜなら

因島は大好きなポルノグラフィティのお2人が生まれた場所。ポルノファンにとって最大の聖地である。

これはボーカルの昭仁さんのおじさんがやってる写真屋
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中に入るとポルノのポスターとかがいっぱい飾ってあり、おじさんが2人のエピソードとか話してくれるらしいが、残念ながらこの日は定休日。でも外観だけでも撮影できて嬉しかった。

 

そして!ロマンチストエゴイストの1曲目、jazz upに出てくる土生港へ。
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小学校の時にアゲハ蝶でポルノのことが気になり始め、過去のアルバムを聴いてみようと思って最初に借りてきたのがロマンチストエゴイストで、その一曲目なので結構思い出の曲。小学生の私には歌詞の意味がよくわかんなかったけど。

あと周辺は岡野歯科とか岡野商店とか、岡野姓だらけだった。新藤はなかった。

 

そして因島名物のはっさく大福を食べるべく、「はっさく屋」という店へ向かった。

 

はっさく屋は、こんなとこに店なんかあるのかと思うような山中に入っていくが、店内にはさっきまでの山の静けさが嘘かのように人がいっぱいいた。

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はっさく大福。はっさくギッシリで、果肉もプリプリすぎて美味しい。もう一個買えばよかった。

 

本日の宿は鞆の浦にあるので、途中の尾道で昼食をとることに。お好み焼きを食べようと数軒回ったが、なぜかどこも定休日であった。やっと一軒見つけたところは満席だったので、お好み焼きは諦めることに。空腹が限界だったので、適当な喫茶店で済ませることに。

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喫茶ポエム

しかしめちゃくちゃ適当に入ったこの店、とんでもなく雰囲気が良い。The喫茶店て感じ。

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中には電話ボックスまであってレトロ(写真の左の方の茶色のが電話ボックス)。

調べたらレビューも高い。後期高齢者っぽい女性が2人で回していた。姉妹?

ピラフを注文

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ピラフで腹ごしらえをした我々は、本日のお宿がある鞆の浦へと向かった。

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鞆の浦は、崖の上のポニョの舞台となった地域である。ポニョは全然見たことないので再現度の評価はできないけど、街はこんな感じ。

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港町


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古の日本が残っていた。


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街のシンボル、常夜灯

 

そして本日のお宿、「汀亭 遠音近音 (みぎわてい おちこち)」
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入り口


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ロビー。窓が絵みたい。

 

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部屋。露天風呂付き。

 

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部屋のテラスからは仙酔島が一望できる絶景。

 

最終日の疲れを癒すのにふさわしすぎるお宿に感動しつつ、我々は鞆の浦散歩に繰り出した。

 

宿を出てすぐのところで、突然子供の声で

「あのね!」

と呼ばれた。

我々が振り向くと、小学2〜3年生くらい?の男の子と女の子が2人で立っていた。

「この先にね、耳に切り込みの入った黒猫がいたらね、座ってね、下からゆっくり顎のところを撫でないとダメなの。立ったまま上から撫でようとしたらダメなの。逃げるから」

島の子供のコミュ力すげーな!と思いながら、我々は大人しく子供の話を聞く

子供「こうやって座ってね、ゆっくり顎のところに手を持っていって、猫が逃げないで手の方に顔を近づけてくれたら合格なの」

相方「わかった。座ってゆっくり下からね!ちなみに名前なんてゆーのその猫」

子供「クロツー」

相方「クロツーね、わかった」

子供「あと赤ちゃんもいる!赤ちゃんには通じん!」

相方「わかった、わかったよ」

 

私は、多分クロワンもいるなと思いながら話を聞いていた。

 

鞆の浦は「保命酒」というお酒が有名。

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養命酒みたいに疲れに効く酒らしい。保命酒の蔵は4つもあって、4つの蔵がそれぞれ何軒か店舗を持っているので、小さな街の中に保命酒の店がたくさんある。そしてどの店も試飲ができる。

だったら4つの流派全部飲んでやろうぜとなるのが我々である。

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こんな感じで試飲できる。


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保命酒アイスもある。

 

街を回りつつ 予定通り4杯の試飲を終えた我々は、ちょっと酔っ払いながら宿に戻ることに。

 

あと50mで宿!という辺りで、相方が突然引き寄せられるように右に曲がり、そこにあった石段を登っていった。どうしたどうしたと思いながらついていくと、石段の先には

 

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黒猫

 

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耳に切れ込みあり。

 

クロツー発見。

 

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合格を貰う相方。

 

ちなみに私は何をしても全く微動だにされなかった。不思議なくらい無反応なので、試しに「立って上から撫でる」という禁忌を犯しても逃げられもせず微動だにされなかった。何の違いなんや。

 

しかし、突然話しかけてきた子供、突然右に曲がって階段を登り出した相方、奇跡的に会えたクロツー、不思議なことが重なったので、もしかしてあの2人組の子供は猫の妖精だったんじゃないかなと思った。自転車にヘルメット姿の。。

 

ちなみにクロツーの耳にある切れ込みは、不妊手術を施した証である。最近ACのキティちゃんのCMでも紹介されているアレである。

 

そして待ちに待った宿の夕飯。

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最高ーーー!!

 

なんか、ウニを鯛で巻いてあるやつとかあって、贅沢集大成って感じで美味しかった。

旅の最後の夕飯にふさわしすぎた。

 

日本酒飲みすぎてこの後の記憶はあんまりない。なんか広い風呂に入った気がする。

 

4日目に続く。

 

 

 

【旅行記②】GoTo瀬戸内海!2日目(しまなみ街道旅)

 

2日目の朝は5:00起床。なぜこんなに早起きなのかというと、車をフェリーに乗せて今治へ行かなければならないからである。6:00台の便を逃すとつぎは9:00台なので、疲れた身体にムチを打って起床。

キャリーを引きずりながら、宿の駐車場まで5分ほど歩く。漁師の朝は早いんだろうなぁと思っていたが、予想に反して人っ子一人いなかった。日曜だから漁師も休みなのかも。街が静かすぎてキャリーをガラガラさせるのさえ島民にとってイレギュラーな騒音になりそうで申し訳ない気持ちになった。

 

宿のある大崎下島の隣の、岡村島という所にフェリー港があるのでそこに向かった。2日目の運転担当は私。

フェリーに乗るには人間の運賃+車の運賃がかかる。車の運賃は車両の大きさで料金が決まっていて、4m以上ある車の場合は3900円くらい取られる。4m未満の場合は2900円くらいで済み、1000円程も差があるのだ。今回のレンタカーは日産のNOTEだったが、4m5cmというかなり惜しい感じで4mをオーバーしており券売機で3900円のチケットを選択し購入。港のおじさんにチケットを見せると、

「えー?これ4mある?ないでしょ!絶対ないよ!」

と言われた。その辺はあまりシビアじゃないっぽい。言っとけよ。。

フェリー内には自分で運転してバック駐車で運び込む。車のまま船に入るというのは初めての感覚で楽しかった。しかしフェリー内も限られたスペースしかないので、船内に駐車する線が厳密に決められており

「お嬢さん!ここみて!見える!?俺の足のところにぴったりタイヤ来るようにして!ほら!窓からちゃんと顔出してよ!!」

と軽く怒られてしまった。横着ですみません。

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車内から撮影した船内はこんな感じ。

 

そんなこんなで無事に出航。ちょっと曇りの早朝の海は雰囲気があってよい。

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いろんな島の港を経由しながら、大体1時間程で今治港に到着。海外の人は、日本の電車が分単位で定刻通りに動くのに感動するというけど、フェリーでさえも分単位で正確に動いてくれると知ったら腰を抜かすだろう。

 

今治に8:00頃到着した我々は、朝から営業している定食屋へ。

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途中で見つけたアーケードの飾り。タオルで出来てる?らしい。さすが今治


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訪れたのはこちら、かねと食堂。老舗蕎麦屋みたいな和の内観で、店内にはサイクリストのお兄ちゃんたちや、地元の子供連れの親子、老夫婦、新聞読んでるおじちゃんがいて、地域の人々に長年愛されている温かい定食屋の雰囲気だった。


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私は名物のしっぽくうどんを注文。やさしい味がして美味しかった。改めてググってみたら、しっぽくうどんは香川の名物らしい。

 

腹ごしらえを終えた我々は、そのまま歩いて今治城へ。

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今治城は、住宅街を歩いていると突然現れる。デカい。お堀が立派。水は海水を引いてるらしい。


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この日はちょうどシティマラソンが開催されていたため、すごい人数の市民たちがお城の周りを走っていた。

 

今治城以降の2日目のスケジュールは、しまなみ街道旅である。

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このあたりの島を巡る旅。

 

お城を後にした我々は、早速1つめの島である「大島」の道の駅「よしうみいきいき館」へと車を走らせた。

 

よしうみいきいき館は予約制のバーベキューもあり、とれたてすぎる新鮮な魚介をその場で焼いて楽しめる。バーベキュー以外にもお土産や軽食が充実していて結構長い時間楽しめる。店の中央にはデカい水槽があって、これから食べられる魚たちがスイスイ泳いでいた。我々は今回別の場所に昼食を決めていたためBBQの予約はしなかったが、食べてる人たちを見たらちょっと羨ましくなってしまった。

 

その後、大島で美味しくお洒落と有名なpaysanというパン屋さんへ。

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11:00の開店前に行ったのに既に長蛇の列が形成されていた。今はコロナ対策で、店には1組ずつしか入れない。1グループが店内に並ぶパンを厳選して会計を終えるまで他の人は中に入れないので、待ち時間がかなり長く、10分くらいと思っていたのに1時間も滞在してしまった。

しかし!!これだけでも待った甲斐があるぞと思えるくらいpaysanのカヌレは絶品だった。なぜカヌレ1個しか買わなかったんだろうとひたすら後悔した。

 

パン屋のあとは昼食へ。魚蔵というお店に。

1番人気の刺身定食1800円を注文。


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刺身のボリュームやば。

ウマヅラハギの刺身だそう。

 

あと「せんざんき」という今治の郷土料理も注文。Googleによると、せんざんきは今治の鶏唐揚げということが判明。一般の唐揚げと違うのは「骨ごと揚げる」という点らしい。

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骨が見当たらない。

でも美味しかったので良し。

 

大島のあとは、伯方の塩でお馴染み「伯方島」へ。

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マリンオアシス伯方にて、伯方の塩ソフトを食した。


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う、

 

うますぎる!

 

正直言うと、私は最初「塩ソフトといってもフツーのソフトと変わらんでしょ。ま、せっかく観光来たし一応食っとくか」くらいのナメきった考えで食らうつもりでいた。

しかし優しいバニラの甘さの中にしっかりと塩気を感じ、バニラも塩もどちらの良さも消されていない、絶妙な配合がそこにはあった。

さらに感動したのは、コーンの1番下までアイスがぎっしり詰まっていたこと。

 

伯方島には塩アイスを食べるためだけにわざわざ降りたのだが、それだけでも全然時間の無駄ではなく、寄る価値のあるものであった。ちなみに伯方の塩アイスは伯方島だけでなく、割といろんな島に売ってるので、行った際は是非とも食してみてほしい。

 

伯方島の次は大三島へ。有名な神社である大山祇神社に行った。

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デカデカの御神木。

パワーをいただく。

 

あとこの神社の隣に「猪カフェ」というのがあって気になった。猪の肉を出すカフェらしい。気になるが寄らなかった。

 

そして大きな道の駅「多々羅しまなみ公園」へ。

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ここでレンタサイクルして多々羅大橋を往復する予定であったが、若干悪天候であったので断念。この橋を超えると広島になるので、ここで愛媛土産を購入することに。

 

買い物を終え、本日泊まる宿がある生口島へ移動。

チェックインの前に、インスタ映えスポットである「未来心の丘」という場所に行ってみることに。

 

未来心の丘は「耕三寺」という寺の中にあるモニュメント的なやつで、ここに行くには耕三寺の参拝料を払わなければならない。

 

参拝料:1人1400円

 

高くない!?

 

でもまあ旅行なので、金に糸目はつけずお支払い。

 

耕三寺に入り階段を登ると、

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立派な五重塔


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ゴージャスな門

 

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天下一武道会みたいな建物もあったので、すかさず「優勝したもんねー!」のポーズを決める私。

 

その後、洞窟的なところに入ってみる。

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洞窟の壁には夥しい数の石仏。地獄の絵とかも展示してある。中に滝とかもある。そして意外と出口までが長い。1人だと行くのちょっと怖いよ。


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意外と距離のある洞窟を出た瞬間に出迎えるのは謎の観音様。バブリー観音。

 

 

そして念願の未来心の丘へ。
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↑ここが1番メインのスペースだが、陽キャ大学生5人組が長い時間場所を占領しており、ジャケ写みたいなキメキメの写真をいつまでも何パターンも撮影していた。そのためこの軍団が去った後、待ちに待ったかのように他の観光客がワラワラとメインのエリアに上がっていったので、なかなか人のいない瞬間を写すことができなかった。

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↑これは併設のカフェ。おしゃれすぎる。

 

一通り映え写真を撮影した我々は、本日のお宿へチェックイン。

「yubune」というお宿。
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外観


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部屋。綺麗!!

ベッドのスペースの手前に広い床があって、サイクリストが自分のチャリを部屋に運び込めるようになっている。しまなみ街道はサイクリストの聖地なので、その辺を配慮された作りになっている。我々が行った日は、海外からもサイクリストの人が来ていた。


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和室も綺麗。

宿の名前がyubuneというだけあって風呂に力を入れている宿で、昔の銭湯みたいな懐かしい感じのお洒落大浴場がある。大浴場は宿泊しなくても入浴可能。

 

部屋やラウンジを一通り堪能すると良い時間になったので、事前に予約した食堂で夕飯を食べに行くことに。

 

途中で見つけたポスト
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名物のレモンにちなんでポストも黄色い。

 

夕飯は「ちどり」という食堂で食べることに。

ちどりはレモン鍋が有名なのだが、食べるには事前に「レモン鍋食べます」という予約が必要。今回席のみを予約した我々は大人しくタコ飯を注文。

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やばうま!

 

我々が食べていると、疲弊した感じの雰囲気の外国人家族がやってきた。でも予約してないらしくて追い返されていた。瀬戸内海を旅するなら飯屋の予約は必須かもしれない。特に夜。店の数も少ないし、店じまいも早い。外人、無事にご飯にありつけたか心配。

 

そして宿に帰り、大浴場で風呂に入り、午前中に購入したpaysanのパンを少し食べて就寝

 

3日目に続く

 

 

 

 

 

【旅行記①】GoTo瀬戸内海!1日目(広島空港〜とびしま海道旅)

 

「朝4:00に起床し始発の電車に遅れず乗り込む」という今日1日で一番難易度の高いミッションをクリアした私は、安堵と共に羽田へ。始発に乗れさえすればこっちのもの。

 

昨日の夜にすったもんだした荷物は無事に保安所を通過し、機内に持込めることになった。

 

搭乗口近くの店で蕎麦を食らい、ラウンジでジュースを飲み、いざ搭乗。

飛行機が本当に久々なので「CAさん美人だよ!」とか「動いたよ!」とか見たもの全てにいちいち感想を述べていたら、恥ずかしいからやめろと怒られてしまった。

あと我々の隣の座席には顔もオーラも白竜に激似な人が座っていた。芸能人て電車は使わないけど飛行機だったら我々と同じように使うだろうし、この人は絶対に白竜だ!と確信して一人でそわそわしていたけど、よく考えたら白竜クラスの人間はエコノミーには乗らないだろうということに途中で気づき、大人しく窓の方に視線を移した。

 

そうこうしてるうちに広島空港に到着。

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レンタカー屋さんへの送迎バスが来るまで空港の土産物を見ることに。旅先でいつも思うことだが、空港や駅のお土産を見て異国間を感じるだけで 半分くらい満足してしまう。見たことない味のポッキーなんかを見るだけで 知らない土地に来たぞとテンションが上がる。

 

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レモン多め


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カープ推し

 

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もみじ饅頭の自販なんて見つけてしまい はしゃぎ倒す。

 

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もみじ饅頭工場まである。もう既に満足。

 

そしてレンタカーを借り、まずは呉へと向かった。呉は関東で言うところの横須賀のような感じで海上自衛隊が活躍している街である。

とりあえず昼食へ。youtubeで知った「呉冷麺」というご当地グルメを食べるべく、我々は「ちんちん亭」という店を目指すことに。しかしいくらGoogleMapで検索をかけても、ちんちん亭なるお店は東京や埼玉にしかなく、広島店は全然出てこない。

まさか潰れた?と思いながら 念のため「ちん 呉冷麺 有名」で調べてみると「珍来軒」という店が出てきた。youtubeに出てきた店の外観と同じである。

我々は改めて珍来軒に目的地を設定し、車を走らせた。しかし店の前に着くと、人気店とは聞いていたが予想以上の長蛇の列。

とにかく腹が減っていた我々に あの行列を耐え抜くエネルギーはないと判断し、その先の「ハイカラ食堂」というところに目的地を変更。

しかし食堂の前に着いてみると、珍来軒に負けないくらいのとんでもない人だかり。3連休の初日なので仕方ない。これなら珍来軒にしても変わりなかったなと思いつつも表に名前を書き、順番になるまでその下の階にある軽食屋みたいなところで前菜をつまむことにした。

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おばちゃんがワンオペで店を回してて忙しそうだった。注文は食券式。ビールのボタン押したのに出てきた食券にはなぜか「チキンカツ」と書いてあった。

「すみません、違うの出てきちゃったんですけど」

恐る恐る忙しそうなおばちゃんに話しかけてみたら、ああこれはいいのよ!書いてあるのと違くていいのよ!と忙しそうに答えてくれた。券の印字を直す暇すらないようだ。

 

そしてワンオペだからか 注文品が出てくるのに予想以上に時間がかかっていたので、相方がハイカラ食堂のウェイティング状況を見に行ってくれた。すると、なんと20組待ちだったのに、我々まであと1組というところまで回転が進んでいるとのこと。もしやキャンセルされる!?やばいかな!とか言ってたら注文品到着。

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上のが「がんす」というハンペン揚げたみたいなやつで、下のが「にぎり天」というさつまあげみたいなやつ。

もし呼ばれた時にいなくてキャンセル扱いにされると困るので、我々は揚げたてでアツアツのがんすとにぎり天を慌てて口の中に押し込み、口に水疱を作りながら食器をカウンターに素早く返して駆け足でハイカラ食堂へと戻った。そのためがんすやにぎり天の味は詳しく覚えてないけど普通に美味しかったと思う。

しかし上に上がってから呼ばれるまでは思いのほか時間が空いて余裕だった。

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これは海自の人たちが金曜日に食べるとされるカレー。海自で食べてるやつのレシピそのままで作られているらしい。

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カレーは相方が注文。一口貰ったが、ルーがあんまり食べたことない不思議な味。でもクセが強いとかじゃなくて、美味しい。そしてちょっと辛口。

 

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私は珍来軒で食べるハズだった呉冷麺を注文。盛岡冷麺みたいなやつではなく、冷やし中華に近いような感じだった。

 

食べ終わり、食堂前の売店でレトルト海自カレーをお土産に購入し、

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そして「大和ミュージアム」へ。

大和ミュージアムとは、戦艦の歴史やレプリカが展示されている博物館である。

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結構広く見るものもいっぱいあるのに、入場料は大人500円、特別展示を見るコースでも800円とかなり安い。

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戦艦や戦闘機が一通り展示されている。魚雷とか、砲弾の実物大の模型も展示されていて、こんなの食らったらひとたまりもないな、こんなものを人や街に向かって撃ちまくろうなんてことをみんなで一生懸命考えるんだから、戦争って異常事態だよなと改めて感じた。

 

呉を後にし、我々はとびしま街道旅へ。

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瀬戸内海のこのあたりがとびしま街道。

 

スタートの下蒲刈島に突入し、とりあえずどこかの島に降りてみたいので道の駅的なやつを探す。

上蒲刈島という島に上陸した直後、「であいの館」なる店を発見。入ってみる。

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適当に入った店なのに景色がびっくりするほど綺麗。
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ここでは広島コーラなるものを購入。液体の色が青いコーラもあったけど、なんとなく普通の色のコーラを購入。はっさく果汁が入っているらしい。言われてみれば確かに一般的なコーラと少し違うような…という印象。普通に美味しい。

 

そしてこの日泊まる宿のある大崎下島に上陸。チェックインする前に、歴史の見える丘公園という景観スポットへ行ってみることに。

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最高!

海なのに水平線が見えず、島が遠くまでどこまでも見える景色を見て、ああ私は今島に囲まれたところにいるんだなと実感できた。

 

いよいよ1日目の宿へ。

この宿は駐車場の場所が分かりづらいらしいので、電話でどの辺か聞いてみた。

「GoogleMapでシェアハウス○○と検索してください!その空き地に停めてください!ナンバー○○-○○のホンダの軽が停まってるので、その前に置いちゃってください!」

との指示を受けた。

言われた通りにナビをセットし車を走らせてみるも、そんな所はない。相方に路駐させて、私は助手席から降りて言われた場所を探してみることに。

 

ない。

 

空き地もホンダの軽もどこにもない。

 

半泣きで探し回っていると、なんか建物のガレージでタバコ休憩してる輩みたいなアンちゃん2人組に遭遇して目があってしまった。島民とか村民てなんとなく余所者に親切なイメージだし、このアンちゃんたちに聞いてみようかと思ったけど、この2人組はちょっと雰囲気が怖く、島のゆったりモードに浸り油断してた私はヒヨって聞くことができなかった。

 

その時!

「すみません、ご予約のキャンディさんですか?」

電話してからあまりに遅いので、宿の人が様子を見にきてくれた。助かった…

駐車場に案内してもらうと、なんとさっきのアンちゃんたちがタバコをふかしていたガレージだった。奥の方に行くと言われたナンバーのホンダの軽が停まっていた。わかりづらいし怖いんじゃ。

駐車場から宿までは徒歩5分でやや歩く。しかし宿までの道は大変趣があり、重いキャリーを引きずりながらでも5分がとても短く感じた。

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こんな感じ。古き良き日本の街。

 

そしてこの日に泊まる宿。Guest House醫(kusushi)

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正面。古い病院を改装したらしい。

 

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↑我々が泊まったのは離れ


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一階


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なんと茶室まである


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茶室から見える庭


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茶器がいっぱいある


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キッチンもあり


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寝室


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寝室の窓をあけた感じ。

 

最高に味がある。一棟貸しだが以前軽井沢で借りた貸別荘より全然安かった。

予想以上の宿の良さに感動した。

そして辺りを散策。

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多分ここがドライブマイカーで出てきた宿。


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外出ればすぐ海。


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なんか学校の標識かわいかった。

 

こうして散歩を終えた後、夜の酒とつまみを買うためにスーパーへ。

島の店じまいは早く、スーパーは18:00で閉まるらしい。ちょっと駆け込みで車で5分のAコープへ。島のスーパーだし、何か珍しい魚とかご当地品がいっぱいあるに違いない!!と期待に胸を膨らませて入った。

しかし、品揃えは家の近所のコープと全く同じだった。むしろ家の近所のコープの方がいろいろ目新しい新商品が並ぶ印象さえあった。

 

途中の道の駅でレモンせんべいみたいなおつまみを買ってあったので、とりあえずアサヒビールと発酵レモンサワーと明日の朝ご飯のアンパンだけ買い、スーパーをあとにした。

 

夕飯は、夜やっているのは お好み焼き屋と定食屋の2軒のみ。

 

定食屋の方がいろいろ選べそうだと思い、定食屋の方に行くことに。ドアをあけると、渡る世間の幸楽にそっくりな内観が広がっていた。店内は空いており、観光客っぽいおばさん2人組が、なんだか豪勢な肉プレートを食べていた。

すると店の親父が出てきて、

「もう今日は食べ物終わっちゃったよ」

と一言。いや、まだ18:00過ぎなんですが、、もしやこのおばちゃん2人組が店の食料を食い尽くしたのか?

「うどんかラーメンならいけるけど」

と言われたので、相方がうどん、私がラーメンを注文した。

あとアラカルト的な感じで、店の中央のでかいテーブルに置いてあるミニ豚カツやポテトサラダなどの一品料理を適当に自由に取っていくシステム。我々は麺類に加えミニ豚カツの皿をとった。

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普通に美味しい。あとうどんは380円とかで激安。

私たちの後に地元の漁師っぽいお兄ちゃんとおじさんの2人組が来て我々と同じことを告げられていて、仕方なくラーメンを注文していた。どうでもいいかもしれないけど漁師のお兄ちゃんの方は伊勢谷友介に激似で超絶イケメンだった。島にあんなイケメンがいるとは。

 

しかし、その後に一人で来たおじさんには、おばちゃん2人組と同じ肉のフルコースが運ばれていた。もしかして予約制なのかこの食堂。ほぼ幸楽なのに。。

 

夕飯を食べ終わって宿に戻り、とりあえず風呂に入ることに。

が、バスタオルが見当たらない。管理人の人に電話をかけて持ってきてもらうことに。

 

10分くらいして持ってきてくれたが、「本当はバスタオルはつかないのですが、特別に持ってきてあげました」的なことを言われる。

しかしホテルのサイトのアメニティの所には「バスタオル」と書いてあるため、ちょっと腑に落ちなかった私は「サイトに書いてあったんで!サイトにバスタオルありですって書いてあったんで!書いてあったんで!」と何度も嫌味っぽく言ってしまった。だって書いてあったし。

 

そんなこんなで18:00に閉まるコープで買った酒を飲み就寝。二日目へ続く!

 

【旅行記(前日譚)】GoTo瀬戸内海!

 

体育の日の三連休+火曜日に連休を取り、瀬戸内海の島々を巡る3泊4日の旅行に行くことになった。

 

旅の導線は

広島空港→呉→とびしま街道→今治しまなみ街道鞆の浦尾道→広島空港

というプラン。安くて早く着くので飛行機で行くことになったが、昔から飛行機を利用するような遠出の旅行にはあまり行かないタイプなので準備の段階から大騒ぎだった。

旅に一緒に行ってくれる相方が 荷物は全部機内持込みにするというので、自分も持込みできるサイズにした方が 空港で預けた荷物が流れてくるのを待つ時間を短縮できるだろうと思い、急遽小さなキャリーケースに詰め直すことに。

でも私は機内持ち込み可能サイズのキャリーケースを持っていないので、旅の前日に実家に行って父のやつを借りてくることにした。

 

父もめったに旅行に行かない男なので、多分30年以上前の新婚旅行以来飛行機に乗ってないし、再婚後の母も同じような感じなので、飛行機の知識が皆無な大人が3人集まって知恵を出し合った。

 

キャ「キャリー出しといてくれたんだ、ありがとう!55×40×25cm以内じゃないと、飛行機乗せて貰えないらしいんだよね。パパのこれなら小さいから入るよね?」

父親「ちょっとメジャー持ってきて!」

再母「はーい」

キャ「持ち手の部分の出っ張りも入れて高さが55cmじゃないとダメなんだってさ」

再母「持ってきました!」

 

おもむろに持ち手自体の長さを測ろうとする再婚母。

 

父親「なにやってんの」

キャ「測るのは持ち手じゃなくて、持ち手を含めた全体の長さです!持ち手55cmって巨大すぎませんか!」

再婚母はしばしば天然すぎるところがある。

キャ「ちょっと私にメジャー貸してください!はいっ、パパ見て!何cm?」

父親「んー、56cmくらいあるなぁー」

キャ「まじか…あ、ちょっとメジャーがナナメになってたよ。ちゃんと辺に合わせて、床と垂直に!はい!いくつ!」

父親「あー、、それでも55.5cmくらいあるね。5mmくらいおまけしてくれないのかな」

キャ「ちょっとググってみるわ!…あ、知恵袋には1〜2cmならおまけしてもらえますよって書いてある!」

父親「よかったなあ!」

キャ「あ、でも待って!続きがあるよ。飛行機で厳しいのは大きさより重さです。10kgをオーバーするとダメです。だって」

父親「ちょっと体重計持ってきて!」

再母「はい!」

キャ「いや、家帰って荷物詰めてみないと重さわかんないよ」

父親「いやでも一応、これが何kgあるか調べとこう!はい、のせるよ!…え、34グラム?」

再母「最近のは軽いんだねえ」

キャ「そんなわけなくない!?ほら!小数点が隠れてるんだよ、3.4kgだって」

父親「これだけで3.4kgあんの?大丈夫かな」

キャ「冬とかだと危ないけど…今の季節なら服もそこそこ薄着でいいからそんな重くならないよ、平気だよ」

父親「そうか。。お前、この体重計も持って帰れ」

キャ「えっ、なんで」

父親「パッケージし終わったらこれで重さ測って確認しないと」

キャ「そこまでしなくていいよ!10kg超えたら超えたで預けるから!」

父親「いや、持って行きなよ!」

キャ「なんでそこまで持って行かせようとするの!?いいよ!てかウチにも体重計あるから!」

父親「お前んちのは結婚式のカタログギフトで貰った安いやつだろ!これを持って帰りなさい!」

キャ「やだよ!重くてめんどくさいよ!絶対やだ!やだ!!」

 

父がどうして体重計を執拗に持って帰らせようとしたのかよくわからなかったが、無事にキャリーのみを拝借した私は、帰ってパッケージを詰め直した。結果3泊分の荷物が余裕で入ったので、次回の旅行のために自分用の小さいキャリーを1台買おうと決意。

 

「自分の体重を測り、その後体重計に乗ったままキャリーを持ち上げ増加分を引き算して荷物の重さを算出する」というインドの数学者もびっくりの画期的な方法で荷物が7.8kgであることを確認した私は、明日の4:00起床に備えて日付が変わる前に就寝した。

 

 

つづく