実在OL日記

実在するOLの日常をつらつら書きます。対義語はバカリズムさんの架空OL日記。あと登場人物はさすがに仮名です。

【旅行記(前日譚)】GoTo瀬戸内海!

 

体育の日の三連休+火曜日に連休を取り、瀬戸内海の島々を巡る3泊4日の旅行に行くことになった。

 

旅の導線は

広島空港→呉→とびしま街道→今治しまなみ街道鞆の浦尾道→広島空港

というプラン。安くて早く着くので飛行機で行くことになったが、昔から飛行機を利用するような遠出の旅行にはあまり行かないタイプなので準備の段階から大騒ぎだった。

旅に一緒に行ってくれる相方が 荷物は全部機内持込みにするというので、自分も持込みできるサイズにした方が 空港で預けた荷物が流れてくるのを待つ時間を短縮できるだろうと思い、急遽小さなキャリーケースに詰め直すことに。

でも私は機内持ち込み可能サイズのキャリーケースを持っていないので、旅の前日に実家に行って父のやつを借りてくることにした。

 

父もめったに旅行に行かない男なので、多分30年以上前の新婚旅行以来飛行機に乗ってないし、再婚後の母も同じような感じなので、飛行機の知識が皆無な大人が3人集まって知恵を出し合った。

 

キャ「キャリー出しといてくれたんだ、ありがとう!55×40×25cm以内じゃないと、飛行機乗せて貰えないらしいんだよね。パパのこれなら小さいから入るよね?」

父親「ちょっとメジャー持ってきて!」

再母「はーい」

キャ「持ち手の部分の出っ張りも入れて高さが55cmじゃないとダメなんだってさ」

再母「持ってきました!」

 

おもむろに持ち手自体の長さを測ろうとする再婚母。

 

父親「なにやってんの」

キャ「測るのは持ち手じゃなくて、持ち手を含めた全体の長さです!持ち手55cmって巨大すぎませんか!」

再婚母はしばしば天然すぎるところがある。

キャ「ちょっと私にメジャー貸してください!はいっ、パパ見て!何cm?」

父親「んー、56cmくらいあるなぁー」

キャ「まじか…あ、ちょっとメジャーがナナメになってたよ。ちゃんと辺に合わせて、床と垂直に!はい!いくつ!」

父親「あー、、それでも55.5cmくらいあるね。5mmくらいおまけしてくれないのかな」

キャ「ちょっとググってみるわ!…あ、知恵袋には1〜2cmならおまけしてもらえますよって書いてある!」

父親「よかったなあ!」

キャ「あ、でも待って!続きがあるよ。飛行機で厳しいのは大きさより重さです。10kgをオーバーするとダメです。だって」

父親「ちょっと体重計持ってきて!」

再母「はい!」

キャ「いや、家帰って荷物詰めてみないと重さわかんないよ」

父親「いやでも一応、これが何kgあるか調べとこう!はい、のせるよ!…え、34グラム?」

再母「最近のは軽いんだねえ」

キャ「そんなわけなくない!?ほら!小数点が隠れてるんだよ、3.4kgだって」

父親「これだけで3.4kgあんの?大丈夫かな」

キャ「冬とかだと危ないけど…今の季節なら服もそこそこ薄着でいいからそんな重くならないよ、平気だよ」

父親「そうか。。お前、この体重計も持って帰れ」

キャ「えっ、なんで」

父親「パッケージし終わったらこれで重さ測って確認しないと」

キャ「そこまでしなくていいよ!10kg超えたら超えたで預けるから!」

父親「いや、持って行きなよ!」

キャ「なんでそこまで持って行かせようとするの!?いいよ!てかウチにも体重計あるから!」

父親「お前んちのは結婚式のカタログギフトで貰った安いやつだろ!これを持って帰りなさい!」

キャ「やだよ!重くてめんどくさいよ!絶対やだ!やだ!!」

 

父がどうして体重計を執拗に持って帰らせようとしたのかよくわからなかったが、無事にキャリーのみを拝借した私は、帰ってパッケージを詰め直した。結果3泊分の荷物が余裕で入ったので、次回の旅行のために自分用の小さいキャリーを1台買おうと決意。

 

「自分の体重を測り、その後体重計に乗ったままキャリーを持ち上げ増加分を引き算して荷物の重さを算出する」というインドの数学者もびっくりの画期的な方法で荷物が7.8kgであることを確認した私は、明日の4:00起床に備えて日付が変わる前に就寝した。

 

 

つづく