今日は仕事の前に病院へ行った。
しかし今日は人が足りない日なので、なるべく早く職場に戻らなければならない。病院の診察は9:00からだけど、受付は8:30から始まるということなので、絶対に1番最初に呼んでもらうために8:00に行った。なのに受付番号は3番だった。お年寄りの朝は早すぎ。
診察の時間までロビーでぼーっとしていると、8:30になるちょっと前に、事務さん達が受付の奥の方へと集まって行った。朝礼のようだった。
「おはようございます」
「「おはようございます」」
「こんにちは」
「「こんにちは」」
「ありがとうございます」
「「ありがとうございます」」
「失礼しました」
「「失礼しました」」
「お大事にしてください」
「「お大事にしてください」」
発声練習に誰も覇気がない。全員言われた言葉をボソボソと繰り返してるだけである。
発声練習が終わると、ちょっと小太りのオジサンが、医療事務さんたちに説教し始めた。恐らく事務のトップの人なんだろう。説教と言っても別に怒鳴りつけていたわけではないけど、「○○ちゃ〜ん、これはこうしないと!」とか、「最近こういう人多いから!直して!」など、結構くどい感じでダメ出ししていた。事務さんたちはびっくりするほど無表情でオジサンの話を聞いていた。
多分あだ名つけられてるポジションだろうなと思った。
そうこうしてると8:30になった
「「お待たせいたしましたーーー!それでは受付番号1番の方ーー!!!」」
さっき朝礼でボソボソ挨拶していたハズのお姉さんの、とてつもない声量がロビー中に響き渡った。
発声練習絶対いらないよ